私はバッグも大好きなので、実はあれこれ目移りして厳選するのがとても難しかった。どれもいいんだなあ。プラダの黒のショルダーは、3つめにぜひと狙っている長方形。かっちりしていない分、表情が穏やかでしなやかな感じが大人っぽい。ホーガンのショルダーはこげ茶色。ファスナーでちゃんと閉まるので、慌て者の私には心強い。これも短めのストラップがバッグと一体になっているので、肩にかけるとなんとも収まりがいい。機能性にも優れていて、仕事の能率がいかにも上がりそうなところが頼れる。そしてグッチ。トラディショナルな味つけのグッチを好んできた私にとって、スウェード使いで、なおかつ「枯れた」金具の味わいが新鮮だ。グッチだぞと声高に主張しない洒落た感覚が秋のシックな服たちとうまく折り合ってくれそうだ。この秋はなんだか私好みのショルダーが目白押し。かごやトートにばかり目がいっていた夏が過ぎ、やわらかな素材のショルダーにはまってしまいそう。かっちりとしたショルダーとは少し趣の違う、くちゅっとしたさりげなさにひかれる。上質のコートやトレンチを自分なりに着くずして、くちゅっと無造作に肩にかけるショルダーバッグ。小粋なそんな大人をめざして、でもやっぱり漬け物石を運ぶカバンもよいこらしょと運搬し続ける私なのでした。