平坦な道ではなんでもないのに、ゆるい登り坂だとシフトダウンのあとスピードが落ちる。アクセルは踏み込んでいるし、エンジン音も大きくなっているのに加速がつかない。こういうときほどイライラすることはない。原則論からいえば、エンジンがヘタってきてパワーが落ちたと考えがちだ。しかし、まったくべつな原因、エンジンではなくクラッチの滑りの場合が多いのだ。話は横道にそれるが、タチの悪い整備業者の店にこの種の症状で車をもっていくと大変だ。原因はクラッチだとわかっていても、「エンジンのパワーが落ちているからオーバーホールをしないとダメですよ、お客さん」といわれ、「ついでにクラッチも寿命だったから取り替えておきました」と事後報告され、十数万円ふんだくられたという例が意外に多いのがこのケースだからだ。本当はクラッチさえ取り替えればすむ修理。軽症のクラッチの滑りだけなら、クラッチ調整だけですむ整備かもしれないのだ。この手の業者の過剰整備を防止するためには、ドライバーが本や実地の体験で知識をつけていく以外にない。まさに。芸は身を助けるでなく、知識はサイフを助けることなのだ。ぜひ、この事に配慮して、車検をしてみてほしい。
[参考サイト]
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